アカデミー3期生 MARIさん
(i-color:オレンジ)
Short profile
2017年4月 大手日系メーカーで7年営業を勤めた後、ご主人の駐在に伴い退職・ドイツへ移住
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2018年1月 今後のキャリアを再検討するためアカデミー講座・第3期を受講
ー 受講を決められたきっかけと、その時の心境を教えてください。
簡単に言ってしまうと、自分に自信がなかったんですよね。
やりたいことを見つけたい!という気持ちはもちろんあったのですが、自分は20代の頃、やりたいことを見つけるために本当に色んな経験を積んできました。でもそれがなぜか、直接的には自分の自信につながってこなかったところがあって、それには何か別の問題があるんじゃないのかな?と、ひしひしと感じていたんです。
この自信のなさってどうやったら解決できるのか、どうしたらいいのかな?っていうのを模索していた頃、綾子さんと出会いました。初めて個別セッションを受けてから1年は、自分1人でキャリアの棚卸しを色々やっていたのですが、それがなかなか上手く進まなくて…。1年たったころ、やっぱり講座を受けて自分を見つめ直し、自分を受け入れていく強さを身につけたい、そういう勇気を持ちたい!と思ったんです。
MARIさんがいつも持ち歩いていた自己分析ノート。
ー 1人で進めていた自己分析と、アカデミー講座に何か違いはありましたか?
過去を振り返るとか、自分の好きなことを見つめ直していくとか、やっていることはそんなに変わらなかったのですが、やっぱり1人で進めてると視界が狭まってしまいますよね。
アカデミー講座・1回目のフォローアップセッションで、自分の自己評価が低いことに気がつき、綾子さんと2人でじっくり話す機会を持ちました。確かその時は「高い目標を持つことは素晴らしいこと。でも、だからといって今の自分がダメなわけじゃない」みたいな話だったと思います。「私も昔、自分が認められなかった」という綾子さんの話を聞いていて、そういえば自分にも認められない過去があったことを思い出しました。10代のころ、学校でみんなと馴染めなかったんですね。
結局、わたしの自信のなさというのはそこから来ていて、20代の時はそんな自分を頑なに否定し、過去を塗り替えるために色んなことに挑戦してきました。1人の時は怖くてふれられなかったそんな過去を、他人に話すことで初めてちゃんと向き合い癒された。それはすごく大きかったです。
ー アンケートには「自分の弱さを初めて肯定できた」と書いて下さったのですが、それはおそらく、自分との向き合い方が変わった結果としてそういうことが起きたんですよね...?
そうだと思います。就職活動とか、やっぱり今までは自分を良く見せるための自己分析をやってきました。でもこの講座では全くそういう必要がなかったので、すごくありのまま、等身大の自分を見つめることができたと思います。
その結果、昔はさっぱりわからなかったTEDの講義が理解できるようになったり(笑)。自分の不完全さを少しずつ受け入れられるようになりました。
過去に積んできた様々な経験も、これまでは足りない所ばかり目についていたんです。何か1つでもダメなところがあると、簡単に自分で「失敗」の烙印を押してしまったり…。何をやっても自分にOKを出せなくて、OKを出せる自分になるためにずっと頑張ってきた。そういう生き方に疲れてしまった頃にはぴきゃりと出会って、私はそこに賭けてみることにしたんです(笑)。
講座を終えた今は、完璧さを追い求める生き方を抜け出し、自分のプロセスを再評価できるようになったと感じています。結果を出したいことに変わりはありませんが、例えダメだったとしてもまたやればいい、と思えるようになった。「今の自分を認める」というのはまだまだ練習中ですが、昔よりずっと前向きになれたことは確かです。
ー どうもありがとうございました!
(インタビュー 2018.05.13)
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