わたしたちは常日頃、様々な周囲の影響を受けて生きています。
社会や職場で周囲からの雑音に惑わされず、クリアな自分軸を保つにはどうしたら良いのでしょうか?
わたしは、本当の自分につながり内面的な調和を生み出し続けることが大切だと思います。
ということで、ここではわたし自身も大切にしている本当の自分につながりつづける3つの習慣をご紹介します。
① 1人静かに自分と向き合い、心の静寂を取り戻す時間を持つ
朝起きたら、始めに自分と向き合い、自分を心地よくチューニングしておく時間を持ちましょう。
あなたが心地よく自分自身と調和できたと感じたら、それが1日の活動を始める時間帯です。
自分と向き合う方法は、どんな方法でも構いません。
瞑想、ヨガ、散歩、モーニングノート、朝ラン、掃除、片付け、植物の世話、朝風呂….
それをしていると雑念を捨てて無心になれる、もしくは心地よく清々しいと感じるのなら、それがあなたにとっての正解です。
時には、朝起きて一番に思いつくことが自分にとって必要なことかもしれません。
会社に到着した時、1日の活動を始める時には、既に自分自身のチューニングが終わって、清々しい気分でスタートできるようにしておきましょう。
② 思考を使う時間を減らし、意識的に「今ここ」に戻ってくる
あまり知られていませんが、日中思考を使っている時間帯、わたしたちは大変なエネルギーを消耗しています。
思考を使う時間を減らせば、毎日の疲労や倦怠感は間違いなく軽くなるでしょう。
思考を使わず仕事をするというのは、最初は難しく感じるかもしれません。
私たちは頭を使うトレーニングばかり受けてきましたし、職場でも段取りを組んだり、計画を立てるにあたって、いつも思索をめぐらせているものです。
そんな時は隙間時間に、意識的に「今ここに戻ってくる時間」を持ちましょう。
最初は姿勢を楽にしてゆっくりと深呼吸するだけでも大丈夫。
その時、体の大枠だけでなく、細胞の1つ1つ、できれば脳細胞までリラックスしていくのをイメージしてください。
(参考ワーク:今、ここに戻ってくるワーク )
自分の内に呼び戻された静寂をゆったりと感じたら、それから雑念を捨てて目の前の仕事に取り組むのです。心を空っぽに、淡々と、丁寧に。
今に在る時間が長くなる内、頭を使わずにできる仕事がふえてくると思います。
するとある時、考える前に閃くという経験をされるかもしれません。
「あ、こうすればいいのか!」と。
③ 自分の行動、在り方、1つ1つに意識的になる
最後の習慣は、無意識の行動を減らし、自分の選択1つ1つに意識的になることです。
もしこれを読んで「えー?そんなの疲れそう」と思われた方は、まず②の習慣を取り入れてから③をスタートされることをオススメします。
日常生活で思考を使っている時間が長いと、体のあちこちが固まって疲弊傾向にあり、その力んだ姿勢のままこの習慣をスタートするのはかなりの苦行です。
おそらくやっている内にくたびれてしまうでしょう。
ですが、今ここに在る時間が長くなると、脳も体も非常にリラックスするようになりますので、意識的に自分観察の習慣を持つことができます。
今に在りながら意識的に何かをなしている時、わたしたちは1つ1つの仕事に丁寧に取り組んでいる感覚、そして一瞬一瞬をとても丁寧に生きている感覚を覚えます。
その感覚は本当に心地がよいもので、これを人は瞑想と呼ぶのです。
最後に、わたしたちが周囲の影響を受けやすくなる時、というのは、無意識に外の何かを握りしめている時です。
ケーキ屋さんでショーウィンドウに並んだケーキを眺め「どれにしようかな~」と悩んでいる時、頭を乗り出してじっくり見ますよね?
あんな風に意識の何パーセントかが外にせり出して何かに夢中になっているので、そのせり出た部分がどうしても影響を受けてしまうのです。
これは「所有」という概念でとてもわかりやすく見つけられます。
私の仕事、私の会社、私の上司、私の顧客、私のパートナー…
「私の」とつけられるものは握りしめやすく、その「私の」テリトリーで何か想定外のこと、期待はずれのことが起きると大変な打撃を受けます。
会社員時代、わたしはよくこの罠に嵌りました。
そんな時、打ちひしがれた私が思い出し「ああ、思い上がっていたな」と気づかせてくれた言葉があります。
それは
厳密に考えれば、私のものなど何もない
というもの。
そうなのです。
それらのほとんどは自分の所有物でもなければ、自力でゲットしたものでもありません。
自分のものではないものを、自分だけのものにして、自分の思うようにコントロールしようとしていたのです。
握りしめた何かを本当の意味で手放せた時、それでも自分は大丈夫なのだと知った時、あなたはもっと自由になれます。
♡ おすすめワーク
今、ここに戻ってくるワーク
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